東京オリンピックもそろそろ終盤に入って来ました。
色々あったオリンピックではありましたが、無事に終えられることを祈ります。
この猛暑の中、全力で頑張ってくれたアスリートの方には本当に感謝と敬意の念を送りたい気持ちです。
目次
リフォームマジックというコマーシャルとかビフォーアフターのテレビ、
とにかく全てお任せくださいというコマーシャルがユーザーを引き付けるのは、
それだけリフォームが難しい面をもっているからではないかと思います。
例えば、水栓金具の交換やトイレの交換といった所謂、取替工事を伴う商品交換の範疇を
超えないものもリフォームと言ってしまうことも多いです。
どこまでがメンテナンスでどこからがリフォームなのか?リノベーションなのか?
はっきりとした線引きがないのが分かりにくいポイントでもあると思います。
分かりやすい例をあげると、水栓金具が水漏れするようになった、新品になって水漏れがなくなればいいのか?
水栓金具の交換であっても新しい機能、例えば自動水栓にしたいということであれば
それによって今までとは生活が変わるのでは?という期待もあるわけですよね。
なんなら、リウマチのおばあさんがいて自動水栓の機能が追加されることにとても
意味があるとしたらどうでしょうか?
もしも、自動水栓に出来るという知識がお客様になかったとしても、しっかりヒアリングしたり、
お家の中に高齢者がいる、車いすがあるという情報をキャッチできる担当者であれば
提案をしてくれるかもしれません。
でも、担当者がそこまで気づいてくれるとかわかってくれると期待するよりは
自分で調べたり、しっかり情報を提供することを考えるほうが良いと思いませんか?
そもそも、成功って何なのか?ここをはっきりさせておくことが何よりも大切だと考えます。
大規模にしろ、メンテナンスにしろ外したくない目的を見つけておくことが、成功の近道と言えるかもしれません。
欲張らない、人を当てにしない、最適限度これだけはクリアしたいという目的を設定してから望めば
成功の確率は格段に上がります。
リフォームのことなんて分からないからおんぶに抱っこということでは、成功していても
自覚が無かったりするかもしれません。
私の経験からすると、工事中にお客様が現場をウロウロしたり、監督のように見張っているというのは
あまりやりやすいのもではありません。
もちろん、住みながらの工事になるケースが多いリフォームの場合、ある程度は仕方ないと思いますが、
話しかけて手を止めたり、ついでにココもとお願いしたりするのはあまり良くない行動だと言えます。
工事が始まったら、信じて任せることも大切なお客様の仕事とも言えます。
何かあれば、担当者に相談する尋ねるというのが現場のルールです。
出来れば、笑顔で職人さんを労ってあげることが良い雰囲気作りに繋がります。
リフォームは、人生の中でも大切なイベントの一つだと思っています。
約15年~20年の生活の中身がリフォームによって作られるといっても過言ではありません。
動線や収納の問題、暑さや寒さの問題は気になっているならあきらめる前に相談することがおススメです。
例えば、開き扉が邪魔になって動線が上手く取れていないケースはとても多いのですが、引き戸に出来ることも
あります。後つけのアウトセット引き戸は、大がかりな工事すら必要ありません。設置場所が可能かどうか?
取り付けた時に干渉するものはないか?等と確認すればいいのです。知識がちゃんとあるプロなら提案してもらえると思います。
家の中での事故についてもリフォームで事前に防げる可能性はあります。
手摺の設置、段差解消は基本的なことですし、予算もあまりかかりません。
介護の認定を受けていれば費用を申請出来ますが、階段やお風呂、トイレくらいは早めに手摺くらいは
付けておきたいものです。事故になってからでは病院代で消えてしまうお金だと思えば
勿体なくはないかと思います。
漏れなく、暮らしを見直すというのはある意味俯瞰するということかと思います。
ある部分だけ、例えばトイレだけをクローズアップするのではなく全体を長期目線で見直してみるのです。
大袈裟だと言われそうですが、住まいの悩みや問題を安心して相談できる相手がいれば
暮らしやすくなると思いませんか?
最近では、昔からのお客様とSNSなどで繋がって気楽に色々と相談を受けることが多くなりました。
信頼関係が既にあるのでストレスにはなりませんし、またお仕事に繋がることだってあります。
互いにメリットがあって安心感があります。
最近増えている、災害による被害への対応もこんな仲であれば早めに対応してもらえたり
するのではないでしょうか?
分からないから決めて欲しいと言われることが何度かありました。
そのように言われると、予算内で本当に標準的なプランを組むことになります。
ご本人に確認はもちろんしますし、後で変更が出来ないことも説明します。
「それでいいです」と言われれば返す言葉はありませんが、ちょっと勿体ないと思ってしまいます。
色々と察しを付けて提案をすることもありますが、根本的にあまり興味がなさそうです。
そんな方がいるのも不思議ではありません。それぞれに価値観が違うのは理解できるからです。
問題なのは、後から不満や文句が湧いてくる方です。
どのくらいの予算でどんなことがしたいと考えているのか?
このテーマだけは、業者選びの前に考えておきましょう。
その情報があればこそ、次への一歩が踏み出せるのです。
しっかり考えればこそ、よいパートナー選びに役に立つし人任せにして後から後悔することもなくなるのでは?
+Comfort 高橋真美子
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